2016年5月10日火曜日

オランダの電車

オランダの電車は比較的時間に正確で便利です。また、ほとんどの急行電車(Intercity)でWiFiを使えることも利点の一つです。よく使うのは、写真左のIntercity(急行)と右のSprinter(各駅)です。

日本の新幹線のような高速鉄道として、Thalys(TGV)も走っています。こちらは、ドイツやフランスなど、国外に移動する際に主に利用されます。

普段は不満を感じることはないのですが、やはり日本の電車と比べると不便な部分もあります。
例えば、
電光掲示板に表示されていた電車がキャンセルになる、
電車に乗り込んだ後にアナウンスがあり電車がキャンセルになる、
電車の走行中にアナウンスがあり行き先が変更となる、
電車の前半分と後半分が別々の行き先となっている、
なんてことがあります。

当然アナウンスはオランダ語になりますので、周りの人を観察して必要がありそうだったら内容を聞いています。

先日は、アイントホーフェン(Eindhoven) からデンハーグまで電車を利用したのですが、通常であれば1時間半で着くところを、行き先変更や電車のキャンセル等が重なり4時間近くかかりました。線路に何か異常があったのか、一部バスで移動する区間もありました。
驚いたのが、これほどの遅れが出ているにもかかわらず、駅員に対して怒っている人がいなかった点です。日本だったら大混乱ですね。国民性の違いか、もしくは慣れなのかもしれません。

2016年5月9日月曜日

夕日

空港から家に帰る電車の中できれいな夕日が見えました。

オランダでは街から少し離れると地平線が見える場所があるのですが、天気が悪かったり時間が合わなかったりで、なかなかきれいな夕日を見ることはできません。こういった景色を見てしまうと帰るのが惜しくなりますね。

こちらは少し前になりますがチューリップ畑です。畑のチューリップは球根の栽培が目的なので、花はすぐに切られてしまいます。こちらも帰るのが惜しくなる景色ですね。

2016年5月7日土曜日

ロンドン出張

パリ・ミュンヘンに続いて今度はロンドンにやってきました。ロンドンでも付き合いのある代理人の事務所を訪問しています。先週までは冬のように寒かったものの、今週からぽかぽか陽気だそうです。ラッキーですね。

オランダでロンドン出張の話をすると、イギリスは車が左側を走る不思議な国だ、と何度か聞いたのですが、日本の感覚だとそれが普通ですね。横断歩道の前に、どちらの方向に注意すべきかを示す注意書きがありました。他のヨーロッパの国から来た人は注意書きがないと反対側を確認してしまうのかもしれません。


ロンドンといえば2階建てバス(Double-decker bus)が有名なのは知っていたのですが、路線バスも2階建てで、街中のいたるところで2階建てバスが走っているのには驚きました。タクシーも特徴的ですね。



ちなみに、日本ではほぼ見なくなってしまった電話ボックスが、ロンドンには結構残っていました。あまり使われている様子はないのですが、たまにWiFiの使える電話ボックスがあります。電話ボックスを残す方向で頑張っているのかもしれませんね。

欧州駐在も残りわずかとなりましたが、悔いの残らないようでがんばっていきたいと思います。


2016年5月2日月曜日

フラワーマーケット

フラワーマーケットの見学に行ってきました。オランダは、世界の花市場の6割強を占めているそうで、今回見学したハーグ近郊のフラワーマーケットはオランダでも2番目の大きさだそうで、花を満載したカートが自動で動いていく姿は驚きでした。

これらのカートはそのままオークション会場に運ばれ、競り落とされた花たちは、建物に横付けされたトラックに乗せられて運ばれていきます。ほぼオートメーション化されたシステムで、流石、花大国オランダといった印象でした。
ところで、写真のトラックと建物ですが、縮尺がおかしいのが分かりますか?フラワーマーケットではうまく写真を撮ることができなかったため、マドローダム(Madurodam)というミニチュアパークで撮った写真で代用してみました。こちらに行くと、オランダの名所をガリバー気分で楽しむことができます。私は行ったことがありませんが、東武ワールドスクエアと同じようなものでしょうか。ハーグに行った際にはお勧めの場所の一つです。


 
奥に写っている建物は残念ながらミニチュアではなく、本物のマンションでです。手前の建物がミニチュアであることが良く分かりますね。

2016年4月28日木曜日

King's day

今日(4/27)はオランダの祝日King's dayです。少し前からこの祝日に向けて準備が行われていたのですが、街のいくつかの広場にステージが設けられ、昨日の夜はライブが行われていました。
日本の国会議事堂に当たるビネンホフ(Binnenhof)の前には、即席の遊園地ができています。



写真では分かりづらいかもしれませんが、なんと絶叫マシンまで設置されています。軸を中心にしてグルグル回るタイプです。日本の国会議事堂の前にも同じような遊園地を作れば、もう少し国民が親しみやすいかもしれませんね。

本日は色々な場所でフリーマーケットが行われていました。もちろん店が提供したきちんとした商品も売られているのですが、家庭でいらなくなった物をそのまま広げたようなスペースがほとんどです。伝統的にオランダでは、King's dayにフリーマーケットを行うのが一般的であるようです。日本では、祝日というとそれぞれ名前があるもののその意味を意識することは少ないように思いますが、オランダではそれぞれの祝日に合わせた行事などがあり面白いです。


ちなみにこのKing's day数年前まではQueen's dayだったそうです。女王が退位したことに伴い、名前が変わったわけですが、女王は亡くなったわけではなく、なんと王女に降格となったそうです。お年を召したことによる措置ですが、なんとも合理的なオランダ的な考え方のような気がします。街を歩いているとオランダの新国王・女王の写真をよく見かけますが、ロイヤルファミリーは国民に親しまれているようです。

2016年4月24日日曜日

ミュンヘン豆知識

事務所を訪問した際に、ミュンヘンの情報を色々と聞いてきたのでご紹介したいと思います。

①ミュンヘンと言えばオクトーバーフェストが有名ですが、この時期も同じ場所でスプリングフェストが開催されています。規模はオクトーバーフェストよりも小さめですが、オクトーバーフェストの時期が難しい方はこちらもお勧めです。ちなみに、場所は欧州特許庁(EPO)の近くです。EPOで口頭審理をしていたところ、真昼間であるにもかかわらず、窓からオクトーバーフェスト帰りの酔っ払いが覗いていた、なんて話もあったそうです。

②私がミュンヘンを訪問する前の週に、ミュンヘンで大規模な展示会が開催されていたそうです。これに伴い、ミュンヘンのホテルはほとんど埋まってしまい、値段も高騰していたそうです。毎年4月中旬に開催されるそうなので、出張の際は気を付ける必要がありそうです。

③パリでは赤信号でも平気で渡る歩行者が多かったのですが、ミュンヘンではあまり見られませんでした。話を聞いたところ、なんと歩行者の信号無視も罰金の対象となるそうです。金額は75ユーロとばかにならない額です。特に大学周辺で取り締まりされていることが多く、事務所の方も何人か犠牲になったとのことでした。
半信半疑で聞いたのですが、近くにいた複数の警官が赤いランプのついたボードを持っており、本当なのだと分かりました。隠れて見ている警官が信号無視を見つけると、このボードを上げて信号無視を指摘するそうです。横断歩道から10m離れた場所を渡ると、信号無視ではないので取り締まり対象外だそうです。
ドイツ人にもあまり知られれていない情報でした。

④海のないミュンヘンでサーフボードを持って自転車に乗っている人を見つけたため、聞いてみたところ、なんと川でサーフィンができるとのことでした。ためしに行ってみたところ、確かにサーフィンをしている人たちがいました。これは珍しいですね。



パリに続いてミュンヘン出張

パリに続いてミュンヘンにやってきました。ミュンヘンは今回二度目ですが、自然豊かで良いところです。


今回パリとミュンヘンで11の事務所を訪問しましたが、半分以上の事務所に日本人の方がいらっしゃいました。欧州弁理士の方、日本弁理士の方、翻訳者の方と役割は様々ですが、多くの日本人が在籍している事務所もあり驚きました。私などは、英語だけでも苦労していて、オランダでオランダ語の勉強をすることを早々に諦めてしまったのですが、こちらの方は英語の他にフランス語又はドイツ語も勉強されており、見習わないといけないと思いました。

写真は、Winter Brandl et al事務所の日本弁理士・長谷川先生、パートナーの方と私です。先生は欧州・ドイツの特許実務に関するブログを書かれていて、私もよく情報をチェックしていました。今回日本実務に関するプレゼンをしたのですが、日本弁理士の方に説明するのは本当に緊張します。英語では表現しづらい日本語表現については、説明のサポートをお願いしたりもしました。

ちなみに、今の季節はホワイトアスパラガスが有名だそうです。訪問する先々で話を聞きました。地中で育てるため、色が白くなるそうです。付け合わせはこれもまたドイツで有名なシュニッツェル(とんかつのようなもの)です。